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NEO KAWAii SPECIAL EXHIBITION

NEO KAWAii SPECIAL EXHIBITION

PAST 2024.11.07 - 2024.11.12

この度、11月7日(木)〜11月12日(火)より京王百貨店新宿店の60周年企画「ART!ART!ART!」にてグループ展「NEO KAWAii SPECIAL EXHIBITION」を開催致します!

【About The Exhibition/本イベントについて】

人類は進化と共にあらゆるものを単純化し、よりシンプルで工数の少ないものを追求することで、現在の便利でスマートな社会を実現してきた。それと逆行するように“アート”は、時代背景の変化と共にその目的や意義を変えながら、様々なジャンルに派生し、細胞分裂の如くあらゆる表現方法が生み出され、複雑化している。“言語”においてはその動きはより激しい。毎年新しい単語が生み出されているだけではなく、元来の意味の範囲を超えて全く別の意味を内包する事も多々ある。その例として「カワイイ」という言葉にスポットを当ててみよう。一説によると11世紀頃から使われ出した言葉だが、当時は「恥ずかしい」という意味で使われていた。

それから「不憫」という意味を内包するようになり、16世紀頃から「小さくて愛らしい」という意味へと変化した。そして現在に至っては、大小問わず、老若男女や、色、デザイン、考え方など、全ての存在を対象として使われるようになり、もはや計り知れない範囲の意味を内包している。今回、そんな膨大に膨れ上がった言葉を、日々アートを用いてを紐解き、探求を続けているアーティスト6名の作品を集め、鑑賞することで、”カワイイ”の「核」を探ろうと考えた。

それぞれのアーティストが描く「KAWAii」をぜひご観覧ください。


As humans have evolved, we have simplified everything, and by pursuing simpler and less manual labor, the present convenient and smart society has been established. Paradoxically, “art” has changed its purpose and significance with the evolution of the historical background, branching out into various genres, and becoming more and more complex with the creation of all kinds of methods of expression like a cell split.

The movement is even more intense when it comes to “language.” Not only new words are created every year, but they often have completely different meanings beyond their original range of meaning.

Let us highlight the word “kawaii” as an example. According to one theory, the word was first used around the 11th century, but at that time it meant “embarrassing”. Then it came to embrace the meaning of “pity,” which changed to “small and lovely” around the 16th century. And now, it has come to be used to refer to all beings, small or large, young or old, any gender, colors, designs, ideas… and no longer encompasses an immeasurable range of meanings.

In this exhibition, we will explore the “core” of “kawaii” by displaying the works of 6 artists who have been exploring and unraveling this vastly expanded vocabulary through the use of art.

Please come and experience the “KAWAii” expressed by each artist.

【Artist/アーティスト】

【Tamagotake/たまごたけ】

2000年生まれ、福岡在中のイラストレーター日本のKAWAII GIRLをシンプルなテイストで描く。
きっと何処かに居るミステリアスであり強かな少女、日本人の独特な深い魅力を現代的なアートで表現。
まだ何にも染まり切らない純朴さ、大人っぽく背伸びをする爽やかな色気、視線の先や表情から彼女の心中を見抜いてほしい。

【Onigiriman/おにぎりまん】

日本在住個人イラストレーター。
1998年東京都生まれ。東京都在住。
2020年からデジタルイラストに注力するようになり、SNSへの作品投稿を本格化。
デジタルイラストの作風は下記の二通りがある。
①可愛くポップな女の子ビビッドなカラーリングで描くアイコン向けのバストアップデザイン。
②パワフルかつダイナミックな守護霊のモチーフと日本式のオブジェ、ポップな女の子を融合させた上で浮世絵のようなフラットな画法にて表現する一枚絵。

【Ichigomochi/いちごもち】

横浜美術短期大学(現横浜美術大学)専攻科卒業
「大胆で繊細が持ち味」をキャッチコピーとし、「削り描き」の技法で、人物のリアルな表情を描く。
直感的なストロークで描かれた線は、彫刻刀で削ったようなあたたかみのあるクラフト感を帯びる。
東京での個展の他、台湾や北京のグループ展「GIRLS WAVE」にも参加

テレビ東京ドラマ24「シジュウカラ」のOPテーマMVイラストで人気に火がつき、株式会社FOUR STAR「あまおうビール」「梅のクラフトビール」などパッケージイラストデザインのほか、初音ミクとのコラボレーションや、OmoinotakeのOfficial Lyric Videoのイラスト・アニメーションなどを多岐に渡り手掛けている。

【Narcolepsy1999/ナルコレプシー】

1999 年生まれ、横浜市在住のアーティスト。
日本独自の絵画表現として確立された浮世絵の流れを汲む美人画に、漫画やアニメのデフォルメ表現、さらに現在のメイクやファッション、価値観を取り込み、“今の美人画” を描く。
また、色彩に関しては、主に1800 年代中頃~1900 年代初頭の頃に描かれた印象派からの影響が大きく、西洋絵画と美人画を接続させた暗黒シリーズは国内外から人気が高い。
油彩、アクリル絵具を用いたキャンバス作品の他にも、デジタルアート、さらに鏡や廃材を支持体とした作品も制作している。
自身が今まで見てきた絵の中で直感的に「ヤバい」と思った作品の共通点は、「ずっと見ていたくなる絵」であり、それは “一目惚れ” の感覚に酷似していると考えたことから、“一目惚れ” を常にテーマの一つにおいて制作をしている。
2022 年頃から積極的に展覧会に作品を出品しており、2023 年にはボストン、上海、ニューヨー クなど海外の展覧会にも参加。2024年4月に神戸にて開かれた個展” ELEUTHERIA” では、80 号の大型作品も含む全作品が即完売となった。2024年には自身初となる百貨店での個展も決定している。
名前の由来は、自身が2020年に発症し、医師から診断を受けた過眠症、 中枢神経系ナルコレプシーから。

【Shoko Hirose/廣瀬祥子】

2018年 東京藝術大学 美術学部 絵画科油画専攻卒業。
卒業後はゲーム業界でデザイナーとしての活動を経て、現在はアートとイラストの2つの領域を横断した活動を行う。
「デジタルなもの・物質を伴い存在するものとの境界が曖昧になっている現代だからこそできる絵画へのアプローチ」をコンセプトに、 デジタル環境で描いた作品を一度出力し、その上に描画材を用いて手を加える手法やその他様々な技法を用いた絵画作品を制作、発表。

「ひろせ」名義でイラストレーターとしても多岐にわたる作品を手掛けており、国内外のゲームやライトノベル、「初音ミク」等の人気作品にイラストを提供するなど、イラストシーンを牽引する作家の一人としても注目が集まっている。

【moko sawada/サワダモコ】

1990年生まれ 大阪府出身・在住。
2010年 大学在学中に作家活動を開始。
現在は、国内外のギャラリーやアートフェアに多数出展。

「つくられたもの」をテーマに、画像ファイルや3Dオブジェクトの「グリッチ」を取り入れたキャラクターを油絵の具やアクリル絵の具で描く。
被造物と空間との関係性を探るため、近年はキャラクター絵画だけでなく、地図アプリ上の風景画も制作。

【Momoe/ももえ】

何十巻と続く単行本を全巻揃えるほど漫画が好きで、幼い頃からイラストを描いている子供だった。
私はただ楽しんで描き続けていたが、高校に入ってすぐ将来を案じていた折、美術科のデッサンで褒められ美術の道に進むことをその時には決めていた。
その一方で、立体物への関心が高く、日々視界に入る種々の日用品等から次々連想が膨らみ、面白グッズの量産になりかねない勢いである。私はこの日常の些細な思い付きを捉えて、作品に落とし込んでいる。
私はデザイン科に在籍し、自身のこだわりを守りながら作品にしていくことの大切さと同時に、伝えること、伝わるように作ることの大切さを学んでいる。
ゆえに、自分が日常のマテリアルに刹那的に見た面白みを伝えるための制作となっている。
ふわふわした毛糸の絡まり、裏表に重ねられ誰かがその隙間から覗いてきそうなキャンバス、地を這う蟻。
私は、そんなちょっとした興味を引くもの、その些細な面白さにしかし確かな自信を持って、これを伝える方法をいつも思案する。重力に従ってたらりと弛む毛糸の有機的かつしなやかな曲線が私を刺激する。
昔から私の中に息づくキャラクターたちが、マテリアルに歩み寄っていく。(文:mitsuki oboro)

【Kyaraai/きゃらあい】

SNSで多様な価値観に触れられる時代、様々なものを吸収して、何が正しいのか、自分の意見や属性すらも分からなくなる浮遊感が自身の中に根強くあり、作品制作はそれを受け止める器にもなっています。
思春期のころから、「リアル」よりもインターネットでの人との繋がりが濃かった自分にとって、現在もSNSは切り離せない存在です。SNS上では楽しいこともあれば、見知らぬ人々の喧嘩や暴言、炎上などが常々起きては目の前に流れ付き、過剰に心を乱してきます。そんな日常生活で生じる心のゆらぎを捉え、善悪・明暗などで分けることのできない複雑な現代社会や人間関係を描こうとしています。

作品は、幼い頃に親しんだ少女漫画のような大きな瞳の少女や、ファンシー雑貨のような色彩を用いて表現しています。また、絵自体が子どものおもちゃのようであることを大事にしています。例えばビーズのように、キラキラしているけどチープさもあり、いつか汚れたり壊れてしまいそうなものに美を感じます。
なぜそういったものに心が惹かれるのかと考えると、自身がインターネットに出会う前、リアルを一所懸命に生きていた時に身近にあったものが、SNSや日常生活で浮遊しつづける自分の心を留めてくれるような気がするからかもしれません。

【PRODUCTS/商品紹介】

●新作原画の販売 (一部抽選あり)
⇒出演アーティストによる本展示のために書き下ろされた新作原画の先着販売を実施(一部抽選販売)。本展示でしか手に入らない今回の新作原画は、イベント会場にて鑑賞・購入(一部抽選申込)も可能となりますので、ぜひ会場にてご覧ください。

●ジークレー作品先着販売 (一部抽選あり)
⇒出演アーティストによる限定の“ジークレー作品”の先着販売を実施。
今回のジークレー作品は、それぞれ“各3枚限定”となり、ここでしか手に入らない限定作品となります。
⚠オンライン販売も同時に開始されますのでご希望に添い兼ねる場合がございます。
※アーティストによって作品は異なります。

●アーティストによるライブペイント
公式Instagramより後日お知らせいたします。

作品に関する詳細は後日公式Instagram及び京王百貨店新宿店よりアナウンス致します。

LWArt/各アーティストのSNSで作品情報や展示に関するお知らせを発信いたします。

【「LWArt」公式Instagram】
https://www.instagram.com/lwart_official

【ABOUT/イベント概要

【会  期】2024年11月07日(木)~11月12日(火)
【営業時間】10:00~20:00
      ※最終日16:00まで
【会  場】東京都新宿区西新宿1-1-4 7F 大催場
【アクセス】京王線「新宿駅」京王百貨店口より徒歩1分
      都営新宿線、大江戸線「新宿駅」
      JR新宿駅寄り出口より徒歩1分
      JR「新宿駅」中央西口(京王口)より徒歩1分
【主  催】京王百貨店新宿店
【お問合せ】info@lwart.co.jp

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