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さめほし・巽千紗都・紺野真弓 三人展『存在証明』

さめほし・巽千紗都・紺野真弓 三人展『存在証明』

UPCOMING 2025.05.20 - 2025.05.29

この度、2025年5月20日(火)〜5月29日(木)より「Empathy Gallery」にて3人展「存在証明」を開催致します!

【About The Exhibition/本イベントについて】

一瞬の感情、過ぎ去る記憶、そして変わりゆく存在。
それらは消えてしまうようでいて、誰かの心に響き、共鳴しながら形を変えて生き続ける。
この世界に確かに存在したという証明を、私たちはどのように残せるのだろうか。

本展覧会では、さめほし、巽千沙都、紺野真弓の3人が、それぞれの視点で今を描き出します。

さめほしは、「終わりの先にある存在」を描く。忘れ去られることも、老いることも、世界が消えることも怖い——それでも、彼女の描く少女のようなものは決して消えない。崩れ落ちたとしても、その破片から何度でも生まれ変わる。まるでゲームのラスボスのように、終わるたびにより可愛く、より強く再生し続ける。終わりに怯えるのではなく、その先へ続く命の形を求めて。

巽千沙都は、「かわいい」を存在の証明として描く。カラフルな色彩、お菓子やアイテムに囲まれた少女たちは、ただ可愛いだけではなく、強さと意志を持つ存在だ。それは彼女たちを守る防御壁であり、魔法陣のように力を与えるもの。可憐でありながらも、どこか儚く、かっこいい少女たちの一瞬を、大切に描き続ける。

紺野真弓は、多層的なイメージを通じて、人工と自然、現実と幻想が交差する女性像を生み出す。アナログとデジタル、過去と未来が共鳴し合う中で、新しい視覚体験を生み出す。

形を持たない感情や記憶は、描かれることで可視化され、永遠に残る。
変わり続ける世界の中で、私たちは何を残し、何を証明できるのか——
この展示を通じて、その何かを感じ取っていただければ幸いです。

今、ここに確かにある何かを、ぜひご高覧ください。


【Artist/アーティスト】

【さめほし】

私自身が、忘れたり忘れられたりする事、それが普通であるという概念が昔からとても恐ろしく、写真では残せないその時に感じた感情を線でリアルタイムで残したいと思ったのが、細い線を用いて絵を描く事になったきっかけのひとつであった。

また、10代の頃から、床に落ちたケーキ溶けたアイス 割れたお皿、本来であれば残念な現象に魅力を感じ元々美しく可愛かった存在は例えその姿を保てなくなったとしても姿を変えて尚可愛いまでいられるのではないかと気づき、私の中で1番尊く、もう戻れないが故に執着している存在である少女でその表現を試みるようになった。
感じた事、思いついた事を、とにかく早く形に残したい私にとって、アクリル絵の具はとても相性が良く、今日まで取り返しのつかない変化をしていく一瞬を残す為にアクリル絵の具で崩壊と形成を繰り返す 少女のようなものを描いている。


  

巽 千沙都】

# 巽千沙都:諸行無常の中で最強の女の子を描く魔法使い
2010年に大阪デザイナー専門学校イラストレーション科、卒業展で知事賞を与えられ卒業後、「かわいいを追求する。最強の女の子を描きたい。」をテーマにして活動しています。

## かわいいを追求する魔法使い
私にとって「かわいい」は特別で神聖なものです。私の作品は、キャンバスをカラフルな色彩と甘美なモチーフで彩り、少女たちを中心に据えています。少女たちを取り囲むお菓子やアイテムは、彼女達にとっての「魔法陣」であり、かわいいという概念の最強の防御壁です。それと同時に自分を強くするための呪文でもあります。
私にとって、「少女」という限られた期間は、何よりとても尊く感じます。私の作品では、少女の無敵の輝きと、いつかは大人になるという「死」や「老い」の概念を、割れたキャンディや暗い色調などで表現しています。

## 諸行無常の美学
私の作品は、”かわいいを自由奔放に描きたい!”という素直な気持ちと、「かわいい」の刹那性やその後の人生を示唆する深い洞察を内包させています。少女性や女性性が消費される社会的状況を、地下アイドルとファンの関係性になぞらえて描き出しています。
満面の笑みの少女たちの周りには、嵐のようなキャンディやフルーツ、花びらやアクセサリー、絵文字が渦巻き、「かわいい」を象徴する”魔法陣”を形成しています。しかしそれと同時に描いている、割れたキャンディといったオブジェクトは、少女から大人への移行、つまり「意識の老成や死」を示唆しています。

## 最強の女の子を描く
私の描く少女たちは、「最強の女の子」だと自負しています。何故なら、私の描く”彼女”たちは、若さというものへの憧憬と尊さを体現しつつ、成長に伴う揺らぎや失うもの、そしてそれらへの覚悟と強い生命力を内包しているからです。私にとって、「かわいい」は一瞬だからこそ、少女から目を離さず大切に描きたいと思っています。
私は制作活動を通して、「かわいい」の追求と「諸行無常」の哲学を調和させ、現代美術の新しい地平を切り開いていきたいと思っています。私の描く「最強の女の子」たちは、儚さと強さ、かわいらしさと深遠さを兼ね備えています。あなたの心に、彼女たちの”その刹那”が深く刻まれていくことを願いながら制作しています。


  

【紺野 真弓 / Mayumi Konno】

1987年、宮城県うまれ。
2014年より独学でアクリル画の制作をはじめ、2015年から作家活動を開始する。
デジタルイラストに使われるレイヤー効果のような表現をアクリル画に取り入れ、加工され断片化した人物のイメージを描く。
個展等で作品を発表するほか、装画や楽曲のアートワークなども手掛けている。


  

【PRODUCTS/商品紹介】

●新作原画の抽選販売
⇒出演アーティストによる本展示のために書き下ろされた新作原画の抽選販売を実施。
本展示でしか手に入らない今回の新作原画は、イベント会場にて鑑賞・購入(抽選申込)も可能となりますので、ぜひ会場にてご覧ください。

【5月20日(火)11時より抽選応募開始】
イベント会場でも抽選申込可能となりますので、ぜひ一度会場にてご覧のうえお申込みください。
※本抽選は、海外にお住まいの場合でも応募可能になります。
※当選者の発表は、当選者にのみイベント終了後1週間以内に当選メールを「info@lwart.co.jp」のアドレスよりお送りさせていただきます。
※当選者のお名前・住所などは一切公表いたしません。
※住所の記入ミスや音信不通、また、ご応募に関して不正な行為があった場合は、当選を取り消させていただく場合があります。



作品に関する詳細は後日公式Instagramよりアナウンス致します。

LWArt/各アーティストのSNSで作品情報や展示に関するお知らせを発信いたします。

【「LWArt」公式Instagram】
https://www.instagram.com/lwart_official

【ABOUT/イベント概要

【会  期】2025年5月20日(火)~5月29日(木)
【営業時間】11:00~19:00
【会  場】Empathy Gallery
      東京都渋谷区神宮前3丁目21−21 A R I S T O原宿2階
【主  催】株式会社LWArt
【協力会社】エンパシー株式会社 尚雅南
      HP:https://www.empathygallery.jp
【お問合せ】info@lwart.co.jp

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